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SV.SQL

SV.SQL

このエラーは、未検証データや汚染データが SQL クエリ文字列に直接使用されている状況を示します。具体的には、J2EE サーブレット経由の HTTP 要求など、さまざまなソースからのユーザー入力がトレースされ、このデータが SQL 文で使用されることが検出されます。java.sql.Statement.execute() メソッドで使用される SQL 文にこのデータが未チェックのまま直接使用される場合、攻撃者によって任意の SQL 文がこの文字列に入力される可能性があります。その場合、ユーザーインターフェイスから任意の SQL コマンドが直接実行可能になります。

脆弱性とリスク

SQL インジェクションは、データベースのデータを危険な状態にします。未検証のユーザー入力が SQL 文で使用されているため、攻撃者は実行しようとする任意の SQL 文を挿入できるようになります。これには、データの削除、更新、作成などが含まれます。また、この種の脆弱性があるデータベースから機密データが取得される可能性もあります。コマンドが認証に使用された場合には、不正アクセスが発生します。

Klocwork セキュリティ脆弱性 (SV) チェッカーは、潜在的に危険なデータを生成する呼び出しを特定します。 このような呼び出しは安全でないソースと考えられます。ユーザーは攻撃者になる可能性があり、ヒューマンエラーを取り込む可能性があるため、安全でないソースはユーザーが指定した任意のデータである可能性があります。

軽減と防止

SQL インジェクション攻撃は、アプリケーションの外部からのあらゆる入力 (ユーザー入力、ファイル入力、システムパラメーターなど) を検証することで防止できます。検証には、長さと内容を含める必要があります。通常、英数字文字 (A ~ Z、a ~ z、0 ~ 9) のみが必要とされます。受け取ったその他の文字はすべてエスケープする必要があります。この検証は、各パラメーターを HTTP 要求から読み取った場合などに、データのソースごとに実行する必要があります。また、SQL 文で使用されるすべての文字列を、その使用前にチェックすることが推奨されます。サンプルのような SQL 文の使用も危険です。 これは、インジェクション攻撃やその他の潜在的に危険な SQL 文の実行を許可します。レコードの作成、更新、削除には、準備済み SQL 文を使用します。

例 1

15     public ResultSet getUserData(ServletRequest req, Connection con) throws SQLException {
16         // Source of data from HTTP request in servlet
17         String accountNumber = req.getParameter("accountNumber");
18         // Use of string in SQL statement
19         String query = "SELECT * FROM user_data WHERE userid = '" + accountNumber + "'";
20         Statement statement = con.createStatement(ResultSet.TYPE_SCROLL_INSENSITIVE, ResultSet.CONCUR_READ_ONLY);
21         ResultSet results = statement.executeQuery(query);
22         return results;
23     }

SV.SQL が 21 行目に対して報告されています。'accountNumber' は HTTP 要求パラメーターからデータを取得するため、汚染される可能性があります (17 行目)。この値は、19 行目で定数文字列と連結され、'query' が構成されます。'query' は、21 行目で SQL 文として実行されます。これは、任意の SQL 文のインジェクションに利用される可能性があります。

拡張機能

このチェッカーは、Klocwork knowledge base (ナレッジベース) を利用して拡張できます。詳細については、Java 解析のチューニングを参照してください。